こんにちは。
今回は、わんちゃんが大量に海水を飲んでしまった時の症状と事前の対策についてお話します。
海のレジャーはわんちゃんにとっても気持ちが良いものです。
それと同時にリスクも伴います。
本記事を読んで、わんちゃんとの海レジャーを楽しんでくださいね。
犬が海水を飲んだ時の症状と対策
海はとても楽しい場所である反面、時として怖い場所にもなります。
わんちゃんが海水を大量に飲んでしまった場合どのような症状が出るのか?命に係わることなので海に行く前にしっかり覚えておきましょう。
犬が海水を飲んだ時の症状
海水の塩分量は平均3.5%。
海水を大量に摂取してしまった場合、内臓に負担がかかります。
海でボール投げをして、わんちゃんが取りに行く遊びをしている飼い主さんもいるかと思いますが、繰り返し行うことでわんちゃんは大量の海水を飲みます。
その結果、高ナトリウム血症を引き起こす可能性が出てきます。
高ナトリウム血症の症状
更に症状が進行すると
最悪の場合、死に至る場合もあります。
わんちゃんの様子が普段と違う場合、様子をみるのではなくすぐに動物病院へ連れて行ってください。
海水を飲まないための対策
わんちゃんが海水を飲まないための対策を2つ紹介します。
こまめな水分補給と休憩を挟む
ボール遊びに夢中になると時間も忘れて遊んでしまうかもしれません。
ですが、繰り返しているうちにわんちゃんは必然的に海水を摂取する量が増えます。
こまめに水分補給をとり、休憩を挟むようにしてください。
ボール遊びはほどほどに
遊び好きのわんちゃんは何度もボールで遊んでほしいと飼い主さんに欲求してくるかもしれません。
ですが、ここはぐっと我慢してこの遊びを繰り返すことは控えた方が良いです。
何か起きてからじゃ遅いもんね。愛犬の命を優先しよう!
海水の塩分取りすぎによる危険性とは
数年前に、アメリカフロリダ州でラブラドールが死亡してしまった悲しいニュースがありましたね。。
記事を読んで、飼い主さんの気持ちを考えると涙が出てきます。
高ナトリウム血症では典型的には、のどの渇きがみられます。最も深刻な高ナトリウム血症の症状は、脳の機能障害によるものです。重度の高ナトリウム血症は、錯乱、筋肉のひきつり、けいれん発作、昏睡につながり、死に至ります。
MSDマニュアルより引用
とても楽しいはずの海でのレジャーが、一変して悲しい結末にならないよう飼い主さんがしっかり対応することが重要です。
海水浴場で気をつけること
海水浴場で気をつけることを5つ紹介します。
低体温症に気をつける
わんちゃんも人間同様、冷たいところに長時間いると体温が下がり低体温症になる可能性が。
わんちゃんの元気がなくなったり、震えが酷い場合はすぐに海から出て体を拭きましょう。
暑い中冷たい水は心地良いですが、長時間水の中にいることはやめましょうね。
誤飲に気をつける
海辺には、食べ残しやガラスの破片など危険なものも落ちています。
わんちゃんが何か食べないよう注意深くみていましょう。
海から出たら、体をしっかり拭く
わんちゃんの毛についた砂や海水をそのままにしておくと、皮膚炎を起こしてしまう可能性があります。
海に入った後や砂浜で遊んだ後は、出来るだけ早くきれいな水で拭いてあげましょう。
熱中症に気をつける
水の中に入っていても熱中症は起こります。
夏の日差しは想像以上に強烈なので、長時間の遊びは控えましょう。
ライフジャケットの着用を
泳ぎが得意なわんちゃんでも、何があるかは分かりません。
万が一のことを考えて、ライフジャケットを着用しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は海水を大量に摂取することにより起きる高ナトリウム血症の症状と対策についてお話しました。
海での事故は本当に怖いです。
悲しい結末にならないよう、しっかり対策をとって海でのレジャーを楽しみましょうね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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