こんにちは。
今回は留守番が苦手なわんちゃんのストレスを軽減する対策を紹介します。
留守番させることに罪悪感を感じたり、心配になる飼い主さんもいますよね。
私もその1人でした。
お、過去形だね?今は罪悪感や不安はなくなったんだね!
わんちゃんにとって、適度なひとり時間は必要です。
ずっと飼い主さんのそばにいるのは、わんちゃんの為になりません。
ひとりでいる(留守番している)時間も大事。
今回は留守番が苦手なわんちゃんの解決法を紹介します。
飼い主さんとわんちゃん両方が安心出来るよう、対策をしていきましょう!
留守番はかわいそう?
愛犬に長時間留守番させるのはかわいそうと感じる飼い主さんもいると思います。
スウェーデンではわんちゃんを5時間以上留守番させてはいけないと動物愛護法で定められていますし、ドイツは4時間以上の留守番は好ましくないとされ、10時間を超えると虐待と判断されてしまうそう。
日本では罰則は定められていませんが、わんちゃんの留守番はやっぱり心配なことも多いですよね。
今何しているかな?寂しがってないかな?とか色々考えちゃったり。
今回は、留守番苦手なわんちゃんの行動パターンと対処法を紹介しますので、当てはまるものがあるかチェックしてみてください。
留守番中の対策
留守番にしてしまうパターンを3つに分けて解説していきます。
- 留守番中に部屋を散らかしてしまう
- 留守番中吠え続けてしまう
- 留守番した後は体調を崩してしまう
それでは順番に見ていきましょう。
留守番中に部屋を散らかしてしまう場合
留守番中クレートやケージに入れないで、部屋をフリーにしてお留守番させているわんちゃんに多い傾向ですよね。
散らかしてしまう原因は
が考えられます。
①退屈
単純にすることがなくて退屈なんです。
わんちゃん自身で楽しいことをみつけようと模索した結果、部屋が荒れてしまうんです。
人間だってすることなければ退屈で何かしたくなりますよね。
わんちゃんも同じ。
退屈って、人間でも苦痛だよ
あるドッグトレーナーさんが言っていました。
「日中ケージにでお留守番しているわんちゃんにカメラを取り付けたら、何時間もずっと寝ていた。飼い主さんは眠かったから寝ていると勘違いしやすいが、眠いから寝るのではなく、することが無いから寝るしかないだけ」と。
わんちゃんは確かに人間よりも寝る時間は長いです。
ですが、寝るしかない状況を作ってしまうのとは違いますよね。
対策:知育道具を取り入れる
知育道具は頭を使って遊べるおもちゃです。
今は通販でもたくさんの知育道具が販売されていますね!
知育道具で頭を使うことによって、退屈さを発散出来ます。
②匂いのついたご飯を探している
ゴミ箱の中や、キッチンの隙間などに食べ物のカスや箱などが置いてあると匂いにつられ、ゴミ箱を荒らします。
ゴミ箱の中には危険なものが沢山。誤飲してしまう可能性も出てきます。
ちょうどそこに飼い主さんが帰ってきて大きな声を出すと、わんちゃんにとっては喜ばせたと勘違いして更に荒らすようになってしまう場合も。
ゴミ箱の中には誘惑がいっぱい
対策:荒らされないような工夫を
ゴミ箱は蓋つきののタイプが良いですね。
また、キッチンにも食べられそうなものは基本置かず、拾い食いが出来ないよう配慮しましょう。
③飼い主を探している
依存が強いわんちゃんや、普段から飼い主さんとべったりくっついているわんちゃんに多い傾向です。
飼い主さんがいないことで情緒不安定になり、飼い主さんを探しているうちに部屋が荒れてしまうんです。
対策:一人でもお留守番できるようにトレーニングが必要
このようなタイプのわんちゃんは分離不安症の可能性が高いです。
飼い主さんがいないとパニックを起こしてしまうわんちゃんです。
分離不安を抱えることは、飼い主さんにもわんちゃんの為にもなりません。
まずは数分からお留守番出来るよう、ゆっくりトレーニングしていくことが大切です。
我が家の愛犬もトレーニングしたら、今は1人でお留守番出来るようになりました。
留守番中吠え続けてしまう場合
留守番中に吠え続けてしまうわんちゃんは、飼い主さんがいない寂しさや恐怖心から吠えてしまうのです。
吠えてるときに飼い主さんが帰ってくるといった状況を作ると、吠えたら帰ってきてくれると勘違いしてしまうので注意が必要です。
対策:カメラなどで留守番中の様子を観察する
吠えるのは飼い主さんがいなくなった後なので、吠えていることに気づいていない飼い主さんも多いです。
まずはペットカメラなどを使用して留守番中の愛犬の様子を見てみましょう。
もし吠え続けているようだったら、ひとりでも留守番出来るトレーニングが必要になります。
上記の状況と重複しますが、まずは数分~ひとりでいれる状況を作り、徐々に時間を長くしていきます。
数分でも待つことが出来たら思いっきり褒めてあげてくださいね。
わんちゃんは飼い主さんに褒められるのが大好き!「留守番すると良いことがある」と認識してもらおう!
留守番すると体調を崩してしまう場合
留守番すると体調を崩してしまうわんちゃんは、飼い主さんと離れることによるストレスが考えられます。
ひとりでいることの不安や退屈すぎる環境から、足を舐めたり身体を掻きむしるなどの自傷行為に繋がる可能性も。
以前の我が家の愛犬に一番当てはまる行為でした。
数年前は特に足舐めが酷く、病院でも『痒みではなく、精神的ストレスの可能性が多い。』と言われていました。
対策:留守番が楽しいと思ってもらえるようにする
知育道具などを使用して、わんちゃんにとって留守番が楽しいと思ってもらえる工夫が必要です。
知育道具に美味しいフードを入れたりすると、留守番が更に楽しくなると思います。
※足舐めや掻きむしる場合、病気の可能性も考えられます。
あまりに酷い場合は動物病院で相談してみてくださいね。
飼い主の安心感が犬の安心感につながる
分離不安や依存症など、飼い主さんにとっても不安は絶えないと思います。
ですが、わんちゃんは賢くて敏感。
飼い主さんの気持ちを読み取って、更に不安になってしまいます。
まずは飼い主さんが留守番に対して罪悪感などを持たず、堂々としていましょう!
留守番って悪いことばかりじゃないんだよ。
ってわんちゃんにも伝えてあげると、きっと安心してくれます。
パターン別に紹介してきましたが、わんちゃんそれぞれ性格も違うので合う合わないがあると思います。
まずは試してみて、改善の方向に向かってくれれば幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
留守番が苦手なわんちゃんのパターン別で対策方法を紹介しました。
を実行し、わんちゃんに留守番好きになってもらいましょう。
焦らず、ゆっくり飼い主さんとわんちゃんのペースで行ってくださいね。
大丈夫です、気長に頑張りましょう。
きっと、もっと飼い主さんとわんちゃんの信頼が更に深まると思うよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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